現在、店内にて堀内誠一フェア開催中です。

こちらは、4/21（日）のトークイベント「『父・堀内誠一が居る家 パリの日々』刊行記念トーク」に合わせたフェアで、ご近所のデザイン会社ノスリ舎さんがレイアウトプロデュースしてくれました。

並んだ作品たちを見ると、堀内誠一さんの絵は作品によって本当に画風が全然違います。
「作品によって内容が違うんだから絵も変わるんだ」と仰っていたそうですが、どの絵にもユーモアや躍動感があり、これだけの絵を描き分けるにはもちろん技術やセンス、才能の力も大きいけれど、もっと内側の遊び心や好奇心、ものを見る力も人一倍大きかったんでしょう。

観たい映画があれば家の中に手作りポスターを貼り（！）、絵入りアエログラム（航空書簡）を友人たちに描き送る。
そんな堀内さんの内面を家族の視点から垣間見ることができるのが、娘の花子さんが書いた『父・堀内誠一が居る家 パリの日々』です。言葉も喋れない中家族で移住したパリで、堀内誠一さんや花子さんが体験し感じた日々は、他人事として読むだけではなく私たちがふだんの日常を楽しく過ごすヒントも込められているように思います。
フェアでは、『父・堀内誠一が居る家 パリの日々』の中に登場する手作りポスターやアエログラムの原寸大コピーも展示！
パリの堀内家に遊びに来ていた澁澤龍彦さんや安野光雅さんなど交友関係のあった方々の本も閲覧コーナーに並べています。
なかなか見れない貴重なものが多いので、ぜひ店内くまなくチェックしてみてくださいね。